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# AdGuard VPN、iPhoneアプリを更新——7日間の無料トライアルで全機能を試せ
# AdGuard VPN、iPhoneアプリを更新——7日間の無料トライアルで全機能を試せるように VPNサービス選びって、実際に使ってみないと分からないことが多い。 速度はどうなのか、バッテリーはどれくらい消費するのか、普段使いでストレスがないか。

画像出典: TechRadar 由来の関連ビジュアル
何が起きたか
# AdGuard VPN、iPhoneアプリを更新——7日間の無料トライアルで全機能を試せるように VPNサービス選びって、実際に使ってみないと分からないことが多い。 速度はどうなのか、バッテリーはどれくらい消費するのか、普段使いでストレスがないか。
そうした「実際の使用感」を試すために、AdGuard VPNがiPhoneユーザー向けに7日間の無料トライアルを提供し始めた。
7日間、制限なしで試せる新しい仕組み AdGuard VPN for iOS v2.10の目玉は、なんといってもこの7日間の無料トライアルだ。これまでAdGuard VPNの無料版は、月間3GBのデータ通信制限があった。動画を少し見るだけですぐに上限に達してしまう量だ(正直、試用としては心もとない)。 新しいトライアルでは、この制限が完全に解除される。プレミアムプランと同じ機能にフルアクセスできるわけだ。具体的には、全サーバーロケーションへのアクセス、データ容量の無制限化、そして最大10台のデバイスでの同時接続が可能になる。 仕組みとしては、App Storeで年間サブスクリプションを選択することでトライアルが開始される。ただし、7日以内にキャンセルすれば課金されない。いわゆる「自動更新を忘れて課金されてしまった」というパターンを避けるため、カレンダーにリマインダーを入れておくのが賢明だろう。 この仕組み自体は目新しいものではない。しかし、VPN業界全体で見ると、無料トライアルを提供するサービスは意外と少ない。多くは「30日間返金保証」という形式をとっており、一度支払ってから返金申請をする必要がある。それに比べると、最初から課金前に試せるというのは、ユーザーにとってハードルが低い。
日常使いでVPNを試す意味 AdGuardはこのトライアルについて、「日常のあらゆるシーン——ストリーミング、ゲーム、バックグラウンドでの常時保護——でサービスをテストしてほしい」と説明している。 この姿勢は評価できる。VPNの性能って、ベンチマークテストの数字だけでは測れない部分があるからだ。例えば、地下鉄の中で接続が切れたときにどれくらい速く再接続するか。あるいは、バッテリーへの影響はどの程度か。これらは実際にその端末で、その生活の中で使ってみないと分からない。 個人的には、VPNアプリの「存在感」も重要だと思う。優れたVPNアプリは、普段は存在を意識させない。接続・切断がワンタップで済むし、メニュー構造も直感的だ。逆に、設定画面が深すぎたり、接続状態が分かりにくかったりするアプリは、結局使わなくなってしまう。 7日間という期間は、この「日常使いでのストレス」を確認するには十分と言える。平日と週末、自宅と外出先、Wi-Fiとモバイル回線——こうした異なる環境で試せる期間だ。
アプリの安定性も向上 トライアル機能の追加だけでなく、v2.10では内部的な改善も行われている。AdGuardによれば、「小さな、しかし気になる摩擦ポイントを解消し、アプリをより安定して予測可能にした」という。 具体的な修正内容として言及されているのは、MacからiOSへの除外リスト同期の問題だ。AdGuard VPNには、特定のサイトやアプリでVPNを経由しないようにする「除外リスト」機能がある。例えば、銀行アプリは国内IPアドレスでアクセスしたいが、それ以外はVPN経由にしたい——といったケースで使う。 この設定をMacで作成し、それをiPhoneにエクスポートする機能があったのだが、これにバグがあったらしい。修正されたことで、Apple製品間での設定同期がスムーズになるはずだ。 また、Siri Suggestions(Siriの提案)へのアプリ表示に関する不具合も修正された。地味な改善に見えるが、日常使いではこうした細部の積み重ねが体験の質を左右する。
AdGuardという選択肢の特徴 そもそもAdGuard VPNってどういうサービスなのか、簡単に説明しておこう。 AdGuardという名前に聞き覚えがある人も多いはずだ。同社はもともと広告ブロックソフトウェアで有名になった会社だ。ブラウザ拡張機能やスタンドアロンアプリとして展開するAdGuard広告ブロッカーは、世界中で使われている。 そのAdGuardが開発したVPNサービスが、AdGuard VPNだ。最大の特徴は、独自のVPNプロトコルを使用している点だ。このプロトコルはオープンソースで公開されており、通常のWebトラフィックに見せかける設計になっている。 なぜそれが重要か。一部の国や組織は、VPN接続を検知・遮断する仕組みを導入している。中国のグレートファイアウォールや、企業のネットワーク制限などが代表的な例だ。AdGuard VPNのプロトコルは、こうした制限を回避しやすくなっているというわけだ。 ただし、この機能が必要なユーザーは日本では限られるだろう。国内で普通に使う分には、接続速度やサーバーの豊富さ、価格の方が重要な判断材料になる。
競合他社との比較で見えてくる位置づけ VPN市場は激戦区だ。ExpressVPN、NordVPN、Surfsharkといった大手がシェアを争っており、それぞれが独自の強みを打ち出している。 AdGuard VPNの立ち位置は「広告ブロックとの親和性」にあると言える。同社の広告ブロッカーを既に使っているユーザーにとっては、同じ開発元のVPNを選ぶメリットがある。設定の連携や、プライバシー保護の方針の一貫性などだ。 価格面では、AdGuard VPNは比較的手頃な部類に入る。年間プランで割引が効く構造は他社と同様だが、7日間の無料トライアルという「試してから決められる」選択肢は、競合との差別化ポイントになる。 ただし、サーバー数やロケーション数では大手に劣る。全世界で50カ国以上にサーバーを展開しているが、NordVPNが100カ国以上、ExpressVPNが105カ国であるのと比べると、選択肢は限られる。日本在住のユーザーが日本国内のサーバーに接続することは可能だが、特定の地域にサーバーが必要なケースでは確認が必要だ。
日本のユーザーにどう関係するか 日本国内でVPNを使う需要として多いのは、以下のようなケースだ。 まず、公共Wi-Fiでのセキュリティ確保。カフェや空港、ホテルなどのWi-Fiは暗号化されていないことが多く、通信内容が傍受されるリスクがある。VPNを通すことで、たとえWi-Fi自体が安全でなくても、自分の通信は暗号化される。 次に、海外サービスへのアクセス。一部のストリーミングサービスやWebサイトは、日本からのアクセスを制限している場合がある。VPNで別の国のサーバーを経由することで、こうした制限を回避できるケースがある(ただし、サービスによってはVPN接続自体をブロックしている場合もある)。 そして、プライバシー保護。ISP(インターネットサービスプロバイダー)が閲覧履歴を記録することへの懸念から、VPNを常時接続しているユーザーもいる。 AdGuard VPNの7日間トライアルは、これらの用途で自分の使い方が快適にできるかを確認する機会になる。特に、日本国内のサーバーへの接続速度や、普段使いのアプリとの相性は、実際に試してみないと分からない。
今後の展開に注目 今回の7日間トライアルは、現時点ではiOS版のみの提供だ。Android版や他のプラットフォームでも同様のトライアルが導入されるかは、AdGuardから公式にアナウンスされていない。 AdGuardはここ1年ほど、積極的にサービスを拡大している。Windows版VPNアプリの大幅なアップデート、Firefox for Android向けブラウザ拡張機能の提供、そしてMeta Quest(旧Oculus Quest)向けのVPN・広告ブロック拡張機能のリリースなどだ。メタバース対応というのは、VPNサービスとしては珍しい試みだ。 こうした展開を見ると、AdGuard VPNは単なる「広告ブロック会社の副業」ではなく、本格的なVPNサービスとして競合と戦う姿勢を持っていると言える。 7日間トライアルという取り組み自体は小さな変更に見えるかもしれない。しかし、
背景
ソフトウェアやサービスの変更は、見た目の更新だけでなく、利用者の行動や事業者の運用コストに連鎖しやすい。今回の動きも、機能の追加や方針変更が実利用にどう響くかがポイントになる。
重要なポイント
利用者には使い勝手の変化として現れ、事業者にはサポートや品質管理の見直しを促す可能性がある。単なる告知としてではなく、継続利用時の負担まで含めて見たい。
今後の焦点
続報では、適用範囲、提供時期、既存ユーザーへの影響、他サービスへの波及を確認したい。
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