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「地球をAI用にスキャンする」— スペインXoople、1.3億ドルを調達した野望

スペインXoople社がシリーズBで1.3億ドル調達。地球をAI向けにマッピングする事業で、L3Harrisと提携しセンサー搭載衛星を開発。農業・防災分野に影響大。

2026/04/06 13:00
2分
更新 2026/04/06 13:44
TechCrunch
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「地球をAI用にスキャンする」— スペインXoople、1.3億ドルを調達した野望

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地球の「デジタルツイン」を作る会社

スペインのスタートアップXoople(ズープル)がシリーズBで1億3,000万ドル(約195億円)を調達した。目的は明快だ。地球全体をAIが理解できる形でマッピングする

衛星画像や地理データは昔からある。だがXoople が狙うのは、従来の地図サービスとは根本的に異なる。人間が見る地図ではなく、AIモデルが直接学習に使える「構造化された地球データ」を作る。

なぜ重要か

大規模言語モデル(LLM)はテキストデータで急成長した。次のフロンティアは「物理世界のデータ」だ。自動運転、精密農業、災害予測、都市計画 — いずれもAIが地球の物理的な状態を正確に理解していなければ機能しない。

Xoople はこのギャップを埋めようとしている。提携先に米国の防衛大手L3Harrisを選び、同社がセンサーの製造を担当する。衛星に搭載する独自センサーで、既存の衛星画像では取れない解像度と頻度のデータ収集を目指す。

1.3億ドルの使い道

シリーズBの資金は主に以下に充てられる:

  • L3Harris製センサーを搭載した衛星群の打ち上げ
  • AI向けデータパイプラインの構築
  • 顧客獲得(農業、保険、政府機関がターゲット)

日本への影響

日本は自然災害が多く、精密農業へのニーズも高い。Xoople のデータが商用化されれば、国内のスマート農業プラットフォームや防災AI に組み込まれる可能性がある。

また、日本の宇宙産業にとっても示唆がある。JAXAやアクセルスペースなど国内勢が同様の「AI向け地球観測」に取り組んでいるが、1回の調達で195億円を集めるスペイン勢の動きは、資金調達のスケール感の違いを見せつけている。

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