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# Anbernicの新製品「RG Rotate」が画面を回転させる——懐かしのガラケー文化

# Anbernicの新製品「RG Rotate」が画面を回転させる——懐かしのガラケー文化がレトロゲーム機に戻ってきた 「画面が横にスライドして、パカッと開く携帯ゲーム機って、いつの間にか絶滅したよな」 そう思っている人は、意外と多いのではないだろうか。

Alice Navi Desk
2026/04/13 18:04
9分
更新 2026/04/13 18:05
# Anbernicの新製品「RG Rotate」が画面を回転させる——懐かしのガラケー文化

画像出典: Engadget 由来の関連ビジュアル

何が起きたか

# Anbernicの新製品「RG Rotate」が画面を回転させる——懐かしのガラケー文化がレトロゲーム機に戻ってきた 「画面が横にスライドして、パカッと開く携帯ゲーム機って、いつの間にか絶滅したよな」 そう思っている人は、意外と多いのではないだろうか。

2000年代、T-Mobile Sidekickや各社のスライド式携帯電話が市場を賑わせていた頃、物理キーボードと画面の組み合わせは「プロっぽい」の象徴だった。

メールを打つにも、ゲームをするにも、あのカチカチという打鍵音と指へのフィードバックは、タッチ画面のフリック入力では決して得られない満足感があった。 Anbernic(アンバーニック)という中国のメーカーが、その「失われた感覚」を現代のレトロゲーム機として蘇らせようとしている。

同社がYouTubeチャンネルで公開した新製品「RG Rotate」は、正方形の1:1ディスプレイが本体からせり出し、回転して固定される——かつてのT-Mobile Sidekickを彷彿とさせる機構を備えているのだ。 正直なところ、この動画を見た瞬間、「え、これ本当に動くの?

」と二度見した。 レトロゲーム機市場は今、飽和状態と言っても過言ではない。 毎月のように新製品が登場し、画面の解像度が上がり、処理性能が向上し——正直、どれも似たような角張った箱に見えてくる。

その中で、Anbernicは「形」そのものに一石を投じてきた。

なぜ「回転する画面」なのか まず、この機構がなぜレトロゲーム機として意味を持つのかを考えてみよう。 レトロゲーム、特に1980年代から90年代のアーケードゲームや家庭用ゲームの多くは、正方形に近い画面比率で作られていた。ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイ——これらのゲームは4:3やそれに近い比率で設計されている。現代のワイドスクリーンで遊ぶと、左右に黒帯が入るか、画面を引き伸ばして変形させるしかない。 RG Rotateの1:1ディスプレイは、この「正方形の遺産」に最適化されている。画面を回転させることで、縦型ゲーム(シューティングゲームのタテスクなど)も、横型ゲーム(アクションやRPG)も、最適な向きでプレイできるというわけだ。 「でも、ただ画面が回るだけじゃん」と思うかもしれない。しかし、ここが重要なポイントだ。従来のレトロゲーム機でも画面回転に対応した機種は存在した。だが、それらは「本体ごと回す」か「設定メニューから画面の向きを変える」必要があった。RG Rotateは、物理的に画面だけを回転させられる——これは、プレイ中に「サッと」向きを変えられることを意味する。 個人的には、この「サッと」感が結構大事だと思う。ゲームの最中にいちいちメニュー画面を開いて設定を変えるのは、没入感を削ぐ。物理的な操作で瞬時に切り替えられる——それが、この機構の最大のメリットだろう。

ヒンジという「鬼門」 ただし、Anbernicにとってこの製品は大きな賭けだ。なぜなら、ヒンジ機構はモバイル機器における「鬼門」だからだ。 携帯電話の全盛期、スライド式や回転式の携帯は数多く存在した。だが、それらの多くは数年でヒンジがガタつき、画面がグラつくようになった。メーカー各社が「高耐久テスト」を謳っても、実際の使用環境での経年劣化は避けられなかった。 Anbernicは、RG Rotateに「独自の超薄型合金ヒンジ」を採用し、高耐久テストを実施したと説明している。同社はこれまでにも、折りたたみ式のRG DSやRG 34XXSPなど、ヒンジを備えた製品を販売してきた実績がある。つまり、完全な未経験領域というわけではない。 それでも、だ。スライドして回転する——この複雑な動きを伴うヒンジは、単なる折りたたみとは比較にならない難易度だろう。可動部品が増えれば、故障のリスクも増える。正直、長期使用時の耐久性が気になるところだ(購入後1年でガタつき始めたら、結構ショックだ)。 この点について、Anbernicからは具体的なテスト回数や保証期間の情報は発表されていない。製品が実際に市場に出回った後、ユーザーからのフィードバックを待つ必要がありそうだ。

仕様の「当たり」と「外し」 RG Rotateのその他の仕様を見ていこう。 まず、OSはAndroidを採用。これは最近のレトロゲーム機では一般的な選択だ。Androidであれば、エミュレーターだけでなく、Google Play Storeで配信されている通常のAndroidゲームもプレイできる。NetflixやYouTubeを観る——という使い方も、まあ、できることはできる(正方形の画面で、だが)。 フレームはアルミ合金製。カラーバリエーションは「Polar Black」と「Aurora Silver」の2色。名前の響きは少し気取っているが、要するに黒とシルバーだ。アルミ合金の採用は、プラスチック製の安価なレトロゲーム機との差別化ポイントになるだろう。手に取った時の質感や、放熱性の面でもメリットがある。 面白いのは、L2/R2ボタンが交換可能で、高さを調整できる点だ。肩ボタンの位置や形状は、プレイヤーの手の大きさや好みによって大きく好みが分かれる部分だ。これをユーザー側で調整できるのは、なかなか親切な設計と言える。 で、肝心なのだが——ここで一つ、かなり「ん?」な仕様がある。 USB-Cポートが1つのみで、3.5mmオーディオジャックが搭載されていないようなのだ。 公式動画を確認する限り、本体に見えるのはUSB-Cポート1つだけ。Anbernicはこの点について明言していないが、ファンの間からは早速、不満の声が上がっている。 正直、これは結構な「外し」ではないかと思う。レトロゲーム機でオーディオジャックがない——つまり、有線イヤホンや外部スピーカーに接続するには、USB-Cから変換アダプタを噛ませる必要がある。Bluetoothイヤホンであれば問題ないが、レイテンシー(遅延)の問題があるし、何より「レトロゲーム機にBluetoothイヤホンをペアリングする」という一手間が発生する。 iPhoneがオーディオジャックを廃止した時も議論を呼んだが、あれは「スマホ」という多目的デバイスの話だ。レトロゲーム機という、より限定的な用途のデバイスでオーディオジャックを省く判断が妥当か——個人的には疑問が残る。

価格と日本での入手性 Anbernicは、RG Rotateの価格をまだ発表していない。ただ、同社の製品は一般的に、AynやRetroidといった「プレミアム」層のメーカーよりも安価に設定される傾向がある。 参考までに、Anbernicの既存製品を見てみよう。同社のエントリー機であるRG35XXシリーズは、およそ50〜80ドル(約7,500〜12,000円)程度で販売されている。一方、Retroid Pocket 3 Plusのような中級機は150〜200ドル(約22,500〜30,000円)前後。Ayn Odinのようなハイエンド機は250ドル(約37,500円)を超える。 RG Rotateがどの価格帯に位置するかは不明だが、アルミ合金フレームや複雑なヒンジ機構を考えると、エントリー価格よりは上がるだろう。100〜150ドル(約15,000〜22,500円)あたりが妥当なラインかと推測する(あくまで推測だ)。 日本での入手性についてだが、Anbernic製品はAmazon.co.jpや公式サイトから直接購入できるケース

背景

ガジェット関連の話題では、発表直後の話題性だけでなく、日常利用で何が変わるのかが重要になる。性能差、修理性、サポート期間、周辺機器との互換性まで含めて見ておくと評価しやすい。

重要なポイント

製品そのものの仕様変更だけでなく、買い替え判断や長期利用のしやすさにも影響しうる。読者にとっては、既存モデルとの差が実使用に表れるかどうかが焦点になる。

今後の焦点

続報では、価格、発売時期、対象モデル、実機での使用感がどこまで明らかになるかを追いたい。

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