Googleが「AIのDeepSeek」を出した。メモリ使用量6分の1、DDR5 RAMがもう下がり始めている
Googleが発表したAI圧縮技術「TurboQuant」がメモリ需要を6分の1に削減すると発表し、サムスン・SK Hynixなどメモリ株が急落。DDR5 RAMの価格も下落し始めた。

え、これやばくない?
Googleが3月26日、「TurboQuant」という新しいAI圧縮技術を発表した。LLM(大規模言語モデル)の動作に必要なメモリ量を最大6分の1に削減できる、という話だ。
発表の翌日、サムスンが約5%、SK Hynixが6%、KioxiaとMicronも急落。アマゾンではCorsairのDDR5 RAMキットが静かに値下がりし始めている。
何が起きたか
TurboQuantが標的にするのは「KVキャッシュ」。LLMが過去の計算結果を保存しておくための領域で、モデルが長い会話を処理するほど膨れ上がる部分だ。ここをGoogleが独自の圧縮アルゴリズムで6倍に圧縮した。
つまり今まで192GBのRAMが必要だった処理が、32GBでできる計算になる。
Cloudflareのマシュー・プリンスCEOはX(旧Twitter)でこう評した。
> 「Googleの"DeepSeek"だ」
昨年1月、中国のDeepSeekが「GPT-4並みの性能を激安で実現」と発表し、エヌビディアの株価を一夜で17%暴落させた。あの衝撃の再来、と見ている投資家が多い。
「革命」か「進化」か
ただし、冷静な見方もある。
半導体調査会社SemiAnalysisのメモリアナリスト、レイ・ワン氏は「ボトルネックが解消されれば、より強力なモデルが登場する。するとまた高性能なハードウェアが必要になる」と指摘する。
つまり「節約分を上回る需要が生まれる」というわけだ。
実際、メモリ株はここ1年でサムスン+200%、MicronとSK Hynixは+300%超という爆騰をしていた。今週の下落は「利益確定の口実を探していた投資家がTurboQuantに飛びついた」という見方も強い。
消費者への影響
それでも、DDR5 RAMが少し安くなれば消費者には恩恵だ。AI需要がDRAM生産の約70%を消費し、家庭用PCやスマホ向けの供給が逼迫していた「RAMageddon」状態が続いていた。
AIが自分自身のコスト構造を破壊していく。これが2026年のテックシーンの本質かもしれない。
--- *Source: CNBC*
この記事が役に立ったら共有してください

メモリ価格が3ヶ月で300%暴騰。VivoとOppoが価格値上げを宣言、「スマホが高くなる」という恐怖の現実が来た
AIデータセンター向けメモリ需要の爆発で、DRAMスポット価格が3ヶ月で300%超暴騰。VivoとOppoが続々とスマートフォンの価格引き上げを発表。2026年後半にかけてグローバルな値上がりラッシュが見込まれる。
3日前Google Pixel 10a レビュー:カメラバンプ廃止で99、それでも「買い」か【2026年】
Googleが最新バジェットスマホ「Pixel 10a」を発表。カメラバンプをなくしたフラットデザインと3000nitsの明るいディスプレイが魅力。ただしTensor G4チップ搭載でAI機能が制限される点も。$499という価格で本当に「買い」なのか、徹底レビュー。
3日前広告