Mac Pro、ひっそり死亡。Appleの公式サイトからも消えた
Apple、Mac Proの販売終了を確認。後継モデルの予定なし。20年の歴史に幕。Mac Studioが後継に。

20年の歴史に幕。しかも、ほぼ無言で。
AppleがMac Proの販売を終了した。公式サイトの「購入」ページはMacのトップページにリダイレクトされ、製品への言及も消えている。Appleは9to5Macの取材に対して「今後Mac Proの新モデルを出す予定はない」と認めた。
あの巨大なタワー型Mac、もう二度と出ない。
なんで死んだの
直接の死因は、Apple Silicon。
2020年に自社チップに移行してから、Mac Proの存在意義がどんどんなくなっていった。Mac Studioという小さい箱が同等かそれ以上の性能を出せるようになって、「じゃあこのデカいタワー、何のためにあるの?」ってなった。
Mac Proの最後のアップデートは2023年。M2 Ultraを載せただけで、筐体は2019年から変わってない。3年間放置されてた。その間にMac StudioはM3 Ultra、M4 Maxと着実に進化してた。
Mac Proにあってmac Studioにないものは、PCIe拡張スロットとSSDの交換ぐらい。Appleは「Thunderboltで外付けすればいいでしょ」って考えてるらしい(映像制作のプロがそれで満足するかは別の話だけど)。
6999ドルのタワーの思い出
Mac Proは、Appleの中でもちょっと特別な存在だった。
2013年のゴミ箱型は「革新的すぎて使いにくい」と不評。2019年に「やっぱりタワーに戻します」とチーズおろし器みたいなデザインで復活。そして2026年、静かに退場。
6999ドル(約100万円)スタートという価格帯を見ても分かるとおり、一般ユーザーとは無縁のマシンだった。買ってたのは映像編集者、音楽プロデューサー、3Dアーティストといった、マシンパワーが仕事に直結するプロたち。
困る人はいるの?
いる。ただし、かなり限られる。
PCIeカードでブラックマジックのキャプチャボードを挿してたり、大容量の内蔵ストレージを積んでた人は、Mac Studioへの移行で外付け機器が増える。それが許せるかどうかは仕事のスタイル次第。
大多数のプロユーザーにとっては、Mac Studio(今ならM3 Ultra搭載)で十分すぎる性能がある。年内にM5 Ultra版も出るはず。
Appleの整備済製品ストアにはまだMac Proの在庫がある。欲しい人は今のうちかもしれない。ただし、今後のmacOSアップデートでいつまでサポートされるかは分からない。
タワー型Macの時代が終わった。寂しい人もいるだろうけど、正直なところ、もう3年前に終わってたんだと思う。
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