RAM不足「RAMmageddon」を終わらせるかもしれない。SK hynixがアメリカでIPOを検討中
SK hynixがアメリカIPO検討。AI需要でRAM不足が深刻化。増産すればPS5値下げの可能性も。
PS5が値上げされた理由、覚えてる? RAMが足りないから。
世界第2位のメモリチップメーカーSK hynixが、アメリカでのIPO(株式上場)を検討してるとTechCrunchが報じた。実現すれば、AI需要で逼迫してるRAM市場に巨額の設備投資マネーが流れ込む。
業界では今のRAM不足を「RAMmageddon(RAMの終末)」と呼んでる。その救世主になるかもしれない。
なんでRAMが足りないの
AIのせい。
ChatGPT、Gemini、Claude——大規模言語モデルの学習と推論には大量のHBM(高帯域メモリ)が必要。NVIDIAのAIチップ1個に載るHBMだけで、スマホ数百台分のメモリ容量を食う。
SamsungとSK hynixはOpenAIにRAM製造の優先枠を渡した。結果、ゲーム機用やPC用のメモリが後回しになって価格が上昇。PS5が値上げされた直接の原因の一つがこれ。
SK hynixって何
韓国のメモリチップ大手。DRAM(PCやスマホのメモリ)とNAND(SSDなどのストレージ)を製造。世界シェアはSamsungに次ぐ2位。
特にHBM(AI向け高帯域メモリ)ではSamsungを抜いてシェアトップ。NVIDIAのAIチップに使われるHBM3Eの最大サプライヤー。AI時代の「インフラ企業」。
アメリカIPOの狙い
SK hynixは韓国市場に上場してるけど、アメリカでもIPOして資金を調達したい。理由は明確で、AI向けHBMの生産能力を急拡大する必要があるから。
アメリカ市場なら韓国市場より遥かに大きな資金を集められる。そのお金で新しい工場を建てて、HBMの生産量を増やす。生産量が増えれば、AI向けの供給が安定して、ゲーム機やPC向けのメモリも余裕が出る。
つまり「RAMmageddon」が緩和される。
日本への影響
日本のRAM市場も逼迫してる。PCのメモリモジュールは1年前より20〜30%値上がり。自作PC勢は苦しんでる。
SK hynixの増産が始まれば、メモリ価格が落ち着く可能性がある。ただし工場建設に2〜3年かかるから、すぐには効果が出ない。
投資家にとっては
SK hynixのアメリカIPOが実現したら、NVIDIAに次ぐ「AI時代の半導体銘柄」として注目を集めるはず。AI需要が続く限り、HBMの需要は増え続ける。
ただし半導体は景気循環(シリコンサイクル)が激しい業界。AI需要が一服したら、巨額投資が重荷になるリスクもある。
PS5が安くなるかどうかは、この会社にかかってるかもしれない。
この記事が役に立ったら共有してください