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欧州委員会がサイバー攻撃を確認。ハッカーが「データを盗んだ」と主張

EU欧州委員会がサイバー攻撃を確認。ハッカーが内部文書と個人情報の流出を主張。今週3件目の大規模サイバー攻撃。

AutoMedia Desk
2026/03/28 04:24
3分
更新 2026/03/28 04:24
欧州委員会がサイバー攻撃を確認。ハッカーが「データを盗んだ」と主張
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EUの心臓部がハッキングされた。

欧州委員会(European Commission)がサイバー攻撃を受けたことを確認した。ハッカーグループが「欧州委員会のデータを盗んだ」と主張して、一部のデータをオンラインで公開し始めている。

欧州委員会はEUの行政機関で、法案の提出、予算の管理、加盟国との政策調整を担当してる。つまりEUの「政府」に当たる組織。そこがやられた。

何が盗まれたの

ハッカー側の主張では、内部文書、職員の個人情報、通信記録が含まれるとのこと。欧州委員会は「調査中」としか言ってなくて、具体的にどのデータが流出したかは確認されていない。

ただし、ハッカーが公開したサンプルデータの一部は本物っぽいと複数のセキュリティ研究者が指摘してる。

誰がやったの

犯行を主張してるのは比較的新しいハッカーグループで、政治的動機があるとみられてる。国家支援型なのかハクティビスト(政治的ハッカー)なのかは、まだ判明してない。

今週だけでも、FBI長官のGmailがイランのハッカーに破られたり(前に書いた)、Strykerが攻撃されたり。政府機関と大企業へのサイバー攻撃が立て続けに起きてる。

EUのサイバーセキュリティ体制

欧州委員会には専任のサイバーセキュリティチーム(CERT-EU)がいて、EU機関全体のセキュリティを監視してる。それでもやられた。

皮肉なのは、EUが世界で最も厳しいサイバーセキュリティ規制(NIS2指令)を施行してること。企業に対して厳格なセキュリティ基準を要求してる側が、自分自身は守れなかった。

なぜ政府機関が狙われるの

理由は3つ。

1. 情報の価値。 政策文書、外交通信、個人情報——政府のデータは闇市場で高値がつく。

2. 政治的インパクト。 「EUの政府をハッキングした」は、ハッカーグループにとって最高の宣伝になる。

3. 防御の隙。 政府機関はレガシーシステム(古いIT基盤)を使ってることが多い。最新のセキュリティ対策が追いつかない部分がある。

一般人への影響は?

直接的な影響は少ない。ただし、EUの政策決定に関わる機密情報が流出したなら、貿易交渉や規制策定に間接的に影響する可能性はある。

FBI長官のGmail、EU欧州委員会、医療機器メーカー——今週だけでこれだけの組織が攻撃を受けてる。サイバーセキュリティの「平時」はもう終わってるのかもしれない。

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