スマホに疲れた人が「不便な昔のガジェット」を買っている。今すぐ手に入るレトロテック5選
デジタル疲れを背景に、デジタルタイプライター・ポラロイド・カセットブームボックスなどレトロガジェットが再注目。Freewrite$699、Polaroid Flip$199、Fujifilm Instax$234など今すぐ買える製品をまとめた。

スマホもAIも関係ない。「不便」な昔のガジェットが、今また売れている。
デジタルで何でもできる時代に、あえてアナログを選ぶ人が増えている。レコードプレイヤーが若者に売れ、カセットテープのウォークマンが復活し、インスタントカメラのポラロイドは今も進化中。メーカーたちは懐かしさと現代技術を組み合わせた「レトロテック」に本気で投資している。
なぜ今、レトロが来ているのか。そして実際に手に入るガジェットを全部まとめた。
なぜ今、レトロテックが売れるのか
答えはシンプルだ。スマホに疲れたから。
通知、タブ、SNS、ドゥームスクロール——いつでもどこでも繋がれる時代は、「集中する場所がない」時代でもある。そこに登場したのが、機能を絞り込んだアナログライクなガジェット。音楽を聴くだけのカセット、文字を打つだけのタイプライター、写真を撮るだけのカメラ。その「だけ」が今、すごく贅沢に見える。
今すぐ買えるレトロガジェット5選
1. デジタルタイプライター「Freewrite」— $699
通知が来ない、タブが開けない、SNSもない。ただ書くだけのデバイス。クラシックタイプライターのデザインで打鍵感も本格的。書いた内容はクラウドに同期され、後で他のソフトへエクスポートできる。ライターやブロガーに刺さりまくっており、「これでしか書けない」という愛用者が続出している。
より現代的なデザインを求めるなら「Pomera」($549)も選択肢。バッテリー20時間持ちで、spell checkや文字カウントなど実用機能もある。
2. 最強ブームボックスの復活「We Are Rewind GB-001」— $579
ウーファー、ツイーター、カセットデッキ、そして104WのBluetooth対応スピーカー。80年代の路上で鳴っていたあのブームボックスが、現代の音響技術で蘇った。充電池内蔵で、カセットで聴いても、スマホからBluetoothで飛ばしてもOK。「テクノロジーの雑音を全部シャットアウトして音楽だけ聴く」ための最高装置。
Kickstarterで資金調達中の「Bumpboxx BB-777」も要注目。ダブルカセットデッキ、CDプレイヤー、AM/FMラジオまで搭載した本格派だ。
3. ポラロイドが進化した「Polaroid Flip」— $199
スマホで写真を撮ると、99%がそのまま埋もれる。ポラロイドは「その場で手に取れる1枚」の体験を今も提供し続けている。最新の「Flip」はオートフォーカスとアプリ連携を搭載。昔の感動はそのまま、使い勝手は現代版。
デジタルと組み合わせるなら「Fujifilm Instax Mini Evo」($234)がお薦め。デジタルで撮影してから「印刷する写真を選ぶ」という新しい体験が使いやすい。USB Type-C対応に最近アップデートされた。
4. フィルムカメラ入門に「Kodak Charmera」— $35
まず試したいなら、これが一番入りやすい。キーチェーン型の超小型デジタルカメラで、撮影した写真はUSBで転送できる。ただし、撮ってみるまで何が写っているかわからない「ブラインドボックス」仕様がクセになる。完璧な写真より、偶然の1枚を楽しむカメラだ。
5. レコードプレイヤーの新定番「Kickback World DEKO」— $500
2025年1月から出荷開始のこのレコードプレイヤー、見た目が一番の差別化点だ。「スウェーデンモダニズム」デザインのオレンジアクリル筐体は、部屋のインテリアとして映える。昔ながらのスーツケース型とは一線を画す、インテリアとして飾れるプレイヤー。
日本でも買える?
上記の多くはオンライン購入可能。ポラロイドやFujifilm Instaxは日本Amazonでも取り扱いがある。FreewriteやWe Are Rewindは海外通販(送料注意)になるが、Kickstarterのものはまだ支援受付中の場合もある。
「全部デジタルで済むのに、なぜわざわざ?」——その問いへの答えが、今のレトロテックブームの本質だ。不便さに価値があるのではなく、意図的に選んだ不便さに価値がある。集中するためのツール、体験するためのガジェット。2026年の「買い物の理由」が変わってきている。
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