Siri、ChatGPTだけじゃ足りなかったらしい。Claude、Geminiも使えるようになる
AppleがiOS 27でSiriからChatGPT以外にClaude、Geminiも使えるようにする。裏にはApp Store手数料30%の狙い。

Siriがついに本気出すのか、それとも他人の力を借りまくるのか。たぶん後者。
AppleがiOS 27で、SiriからChatGPT以外のAIチャットボットも使えるようにする。Anthropicの「Claude」とGoogleの「Gemini」が追加される予定で、ユーザーが好きなやつを選べるようになる。
去年のWWDC 2025でChatGPTとの連携が発表されたとき、「Appleは自分でAI作れなかったんだな」って言われてたでしょう。今回はさらに踏み込んで、「じゃあ全部載せちゃえ」という方向に舵を切った。
どうやって使うの
iOS 27の「設定」→「Apple Intelligence と Siri」に「拡張機能」ってメニューが追加される。使いたいチャットボットのアプリ(ChatGPT、Claude、Geminiなど)をダウンロードして、そこで選ぶだけ。iPhone、iPad、Macのどれでも使える。
つまり、Siriに話しかけたら裏側でClaudeが答える、みたいなことができるようになる。Siriの声でClaudeが喋ると思うとちょっと面白い。
Appleの本当の狙い
ここがミソなんだけど、Appleがこれをやる理由は「ユーザーに選択肢を」とかじゃない。
各チャットボットのサブスク(ChatGPT Plusとか)をApp Store経由で契約させれば、Appleに最大30%の手数料が入る。ChatGPT、Claude、Gemini、全部のサブスク収入から3割取れる。App Store税の新しい徴収先を作ったわけだ。
ちなみにGoogleはSiriの一部機能とApple Intelligenceを動かすために、Appleに10億ドル(約1500億円)払ってるらしい。検索エンジンのデフォルト契約と同じ構図——Appleのプラットフォームに載りたければ、お金を払え。
で、Siri自体は賢くなるの?
これが一番聞きたいところだよね。
正直、今回の発表を見る限り、Siri自体のAI能力が劇的に上がるわけではなさそう。あくまで「外部のAIを呼び出す窓口」が増えるだけ。タイマーの設定やリマインダーはSiriがやって、難しい質問はChatGPTやClaudeに投げる、という役割分担が明確になる。
考えてみれば、これはAppleらしいアプローチではある。自社で最強のAIを作る代わりに、プラットフォームとして全部まとめて、手数料を取る。iPhoneが成功した理由と同じ——自分でアプリを作るんじゃなくて、他の人に作らせて場所代をもらう。
iOS 27はWWDC 2026(6月)で発表される見込み。Siriに「Claude使って」と言える日が来るとは、去年の今頃は想像もしなかった(Siriがちゃんと聞き取ってくれればの話だけど)。
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