AMD、ゲームも仕事も最強のCPUを作ったかもしれない
AMD Ryzen 9 9950X3D2発表。世界初デュアル3D V-Cache搭載。208MBキャッシュ、16コア、5.6GHz。4月22日発売。
「ゲーム用」か「仕事用」か、もう選ばなくていい。
AMDが「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」を正式発表した。4月22日発売。世界初の「デュアル3D V-Cache」搭載CPU。何を言ってるか分からない? 大丈夫、説明する。
3D V-Cacheって何
CPUの中には「キャッシュ」っていう超高速のメモリがある。よく使うデータを近くに置いておく棚みたいなもの。この棚が大きいほど、CPUはいちいち遠くのメモリまでデータを取りに行かなくて済むから、速くなる。
AMDの3D V-Cacheは、この棚をチップの上に物理的に積み重ねる技術。今までは2つあるコアグループのうち、片方にだけ積んでた。今回の「Dual Edition」は両方に積んだ。だから「Dual」。
合計キャッシュ208MB。ゲームでも動画編集でも3Dレンダリングでも、データを取りに行く回数が劇的に減る。
どれくらい速いの
前モデルの9950X3Dと比べて:
- 3Dレンダリング(V-Ray, Blender): 最大7%向上
- コンテンツ制作: 5〜7%向上
- データサイエンス: 最大13%向上
- コンパイル(プログラム開発): 5〜8%向上
「たった7%?」って思うかもしれないけど、前モデルの9950X3Dが既にIntelのフラッグシップを37%ぶっちぎってた化け物だから、その上の7%はけっこうすごい。
16コア32スレッド、最大5.6GHz。TDPは200Wで前モデルより30W増えてるけど、まあこの性能なら仕方ない。
誰が買うべき?
ゲームも動画編集も3DもやるPC使い → ド本命。今まで「ゲーム最強」と「作業最強」は別のCPUだったけど、これは両方いける。
ゲームしかやらない人 → 前モデルの9800X3Dか9950X3Dで十分。「両方のコアにキャッシュが載った」メリットはマルチタスクで出るから、ゲームだけなら体感差は小さいかも。
Intel派の人 → Intel Core Ultra 285Kは9950X3Dに37%負けてたから、9950X3D2相手だとさらに厳しい。乗り換え時かもしれない。
価格と発売日
4月22日発売。価格は未発表だけど、前モデルの9950X3Dが675ドル(約10万円)だから、それより少し高くなるはず。AM5プラットフォームだからDDR5メモリとPCIe 5.0対応のマザーボードが必要。
AMDのメーカー発表ベンチマークは話半分で聞くのが鉄則。4月22日以降の独立レビューを待ってから判断したほうがいい。でも前モデルがあれだけ強かったから、期待値は高い。
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