メッセージアプリから直接ビデオ通話できるようになる。ただし「いつか」
RCS 4.0発表。メッセージからビデオ通話、テキスト装飾、高画質メディア対応。ただし実装は2027年以降。

LINEやFaceTimeを開かなくても、メッセージの画面からそのままビデオ通話。
RCS(リッチコミュニケーションサービス)の新バージョン「Universal Profile 4.0」が発表された。目玉はメッセージアプリからの直接ビデオ通話。チャット画面から1タップで、相手の顔が映る。
ただし、いつ使えるかは分からない。
RCSって何だっけ
SMSの後継。緑色の吹き出しのやつ。
iPhoneとAndroidの間でメッセージを送ると、昔は写真がぼやけたり、グループチャットが機能しなかったりした。RCSはそれを解決して、iMessageに近い体験をAndroid(とiPhone)に提供する規格。
去年AppleがiPhoneでRCSに対応したのが大きかった。それでiPhone↔Android間でも既読表示や高画質写真の共有ができるようになった。
4.0で何が変わるの
1. ビデオ通話(MIVC) チャットの途中で「ビデオ通話」ボタンを押すだけ。別のアプリに切り替える必要がない。グループチャットからのグループビデオ通話にも対応。途中参加もできる。
2. テキストの装飾 太字、斜体、取り消し線。LINEやiMessageでは当たり前だったけど、RCSではやっとこれが標準化された。古いバージョンの相手に送っても、装飾コードがゴチャゴチャ表示されないようにフォールバックもある。
3. 高画質メディア 相手のデバイスが対応してる最高品質で写真や動画を送れるように。「Androidで撮った動画をiPhoneに送ったらぼやけた」が過去のものになる。
いつ使えるの
ここが問題。
これは「規格の策定」であって「機能のリリース」ではない。実際に使えるようになるには、Google、Apple、Samsung、各キャリアがアプリとネットワークを対応させる必要がある。
去年発表されたRCS 3.0(暗号化対応)ですら、まだ完全には行き渡ってない。4.0のビデオ通話が実際に使えるようになるのは、早くて2027年後半。1年半〜2年はかかる。
Googleは現時点でGoogleメッセージへのビデオ通話実装を発表していない。
なんでこんなに遅いの
通信規格は「全員が対応しないと意味がない」から。自分のスマホが4.0に対応してても、相手のスマホとキャリアが対応してなければビデオ通話はできない。
LINEやFaceTimeは1社が全部コントロールしてるから速い。RCSは業界全体の合意が要る。だから遅い。
でも「どのスマホからでも、キャリアを問わず、メッセージアプリからビデオ通話できる」のは、実現したらすごいこと。LINEが入ってない海外の人とも、電話番号だけで顔を見て話せるようになる。
待てる人は待とう。待てない人は、今まで通りLINEかFaceTimeで。
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