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DolbyがSnapchatを提訴、AV1コーデックの「ロイヤリティフリー」が崩れる可能性

DolbyがSnapchatをAV1・HEVC特許侵害で提訴。ビッグテックが推進するAV1の「ロイヤリティフリー」の前提が法廷で問われることになった。InterDigitalもAmazonを提訴済み。

AutoMedia Desk
2026/03/28 21:47
2分
更新 2026/03/28 21:47
arstechnica.com
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DolbyがSnapchatを提訴、AV1コーデックの「ロイヤリティフリー」が崩れる可能性

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DolbyがSnapchat運営のSnap社を米国とブラジルで提訴した。AV1およびHEVCコーデックに関する特許侵害を主張している。この訴訟は、「オープンでロイヤリティフリー」を掲げてきたAV1コーデックの根幹を揺るがす可能性がある。

AV1はGoogle、Amazon、Netflix、Metaなどビッグテック企業が結成したAlliance for Open Media(AOMedia)が開発した映像コーデックだ。ロイヤリティフリーを標榜し、ライセンス料が高額なHEVC(H.265)への対抗馬として期待されてきた。

しかしDolby以外にも、InterDigitalがAmazon Fire端末を対象にAV1特許侵害で提訴済み。EUの独占禁止当局は2022年にAOMediaのライセンス方針を調査したが、2023年に「優先順位の理由」で打ち切った。

知的財産アナリストのフロリアン・ミュラー氏はArs Technicaに対し「ビッグテックがロイヤリティフリーだと宣言しても、それが事実とは限らない。すべてのコーデックは類似の技術を使っているため、ロイヤリティフリーライセンスを提供していない権利者の特許を侵害するリスクは相当高い」と指摘した。

HEVCは主要な特許権者がFRANDライセンス(公正・合理的・非差別的な条件)に署名した上で開発された。一方AV1は、FRAND義務を負わない特許権者が多数存在する可能性がある。「理論上、彼らは法外な金額を要求でき、最終的にAV1の実装を断念させることも可能だ」とミュラー氏は警告した。

AV1はリリースから8年経った現在もHEVCの採用率に追いついていない。Dolbyの訴訟結果は、今後のAV1標準の行方を左右する重大な先例となりうる。

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