AutoMedia/テクノロジー・デスク
テクノロジー・デスクに戻る
テクノロジー・デスクOthers

元海軍シールが作ったAIドローン企業、1年で時価総額が2.4倍に

Shield AIが時価総額1.9兆円に。AIパイロット「Hivemind」搭載のドローンがウクライナで実戦投入。ペンタゴンは自律兵器に2兆円予算。

AutoMedia Desk
2026/03/27 11:57
3分
更新 2026/03/27 11:57
元海軍シールが作ったAIドローン企業、1年で時価総額が2.4倍に
Organization logo

軍事とAIの交差点に、とんでもない金が流れ込んでる。

Shield AIという会社がシリーズGで20億ドル(約3000億円)を調達して、時価総額が127億ドル(約1.9兆円)に達した。去年3月の53億ドルから140%成長。1年で2.4倍。

Shield AIって何してるの

AIが操縦する軍用ドローンを作ってる。

「Hivemind」っていうAIパイロットシステムが核になってて、GPS、通信、人間のパイロット——全部なしで自律飛行できる。これ、普通のドローンとは全く別物。GPSが妨害されたり通信が途切れたりする戦場では、自分で考えて飛べるかどうかが生死を分ける。

実際にウクライナで使われてる。V-BATというドローンが、ロシアの電子戦で他のアメリカ製ドローンが落とされてる中、130回以上の作戦を完遂してる。最大高度5500m、飛行時間13時間。

なんでこんなに評価が上がったの

決め手はAnduril(もう一つの防衛テック企業)が開発中のAI戦闘機「Fury」に、Shield AIのHivemindが搭載されることが決まったから。米空軍の契約。

ペンタゴンは2026年度の予算で自律兵器に134億ドル(約2兆円)を計上してる。この流れに乗ってる。

創業者が元海軍シール

Shield AIの共同創業者ブランドン・ツェンは元海軍特殊部隊(Navy SEAL)。戦場でドローンがどう使われるべきかを身をもって知ってる人が作った会社。

2026年の売上は5.4億ドル(約810億円)を見込んでて、前年比80%以上の成長。IPOも視野に入ってるらしい。

これ、どう思えばいいの

正直、テック好きとして複雑な気持ちになる。

AIが人間のパイロットなしで戦闘機を飛ばす技術は、確かにすごい。GPSが使えない環境で自律的に任務を遂行するのは、技術的にはとんでもなく難しいことをやってる。

でも「AIが自分で判断して戦う」ドローンに2兆円の税金が注がれてるのを聞くと、「それでいいのかな」とも思う。Anthropicが「自律兵器には使わせない」と言ってペンタゴンと揉めてるのと、Shield AIが「自律兵器こそ我々の本業」としてお金を集めてるのが、同じ週に起きてるのが2026年。

テクノロジーは中立。使い方は人間が決める。ただ、その「人間の判断」をAIに委ねようとしてるのが、ちょっと怖くない?

この記事が役に立ったら共有してください

Premiumプレミアム限定
関連記事