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AppleがiOS 27でSiriをAIマーケットプレイスに変える。Claude、Gemini、Grokが「Siriの中」に入る日

Bloombergのマーク・ガーマンが報じた衝撃の計画——Appleは、Siriを「他社AIの入口」として開放する。iOS 27のExtensions機能は、Siri内でClaudeやGemini、Grokを動かすことを可能にし、App Storeに専用セクションを設ける。「AIプラットフォームとしてのApple」が始まる。

AutoMedia Desk
2026/03/30 07:46
4分
更新 2026/03/30 07:46
AppleがiOS 27でSiriをAIマーケットプレイスに変える。Claude、Gemini、Grokが「Siriの中」に入る日

Bloombergのマーク・ガーマンが、2026年3月29日のPower Onニュースレターで爆弾を投下した。

AppleはiOS 27において、Siriを「AIプラットフォーム」として開放する計画を進めている——それも、競合のClaudeやGemini、Grokをその中に取り込む形で。

「Extensions」という名の革命

iOS 27に搭載予定の新機能「Extensions」。その内部動作はこうだ。

> 「Extensionsは、インストールされたアプリのエージェントがSiri、Siriアプリ、そしてデバイスの他の機能と連携することを可能にします」

これはiOS 27の内部プレリリース版のSettings画面に記載されているとガーマンは報告している。

つまり——ChatGPT、Claude、Gemini、Grok、Perplexityといった各社AIアプリをiPhoneにインストールしておくだけで、それらのエージェントがSiriの中から使えるようになる。

App Storeに「AIマーケットプレイス」が誕生する

ガーマンが注目したのはここだ。

App Storeに、Extensionsの専用セクションが設けられる予定だという。

「サードパーティのAI統合のための一種のマーケットプレイスになる」と彼は書いた。

これはつまり、AppleがAIアシスタント競争から降りたのではなく、プラットフォームとして「全社を取り込む側」に回ったことを意味する。

iPhoneというハードウェアとApp Storeというエコシステムを持つAppleにとって、最も自然な戦略転換だ。

Siriそのものも大リニューアル

Extensions機能だけでなく、Siriアプリ自体も全面刷新される見込みだ。

  • 新しいSiriアプリ: テキストと音声の両モードで使えるスタンドアロンアプリ。ChatGPTやClaudeアプリと同等の機能に
  • 会話履歴: 過去のSiriとのやり取りが保存・参照できるようになる
  • Dynamic Islandとの統合: 新インターフェースはDynamic Islandに関与する可能性がある
  • 「Ask Siri」ボタン: Apple純正アプリ全体にシステムワイドで展開
  • 「Write with Siri」ボタン: キーボードの上部に配置、あらゆる入力画面から呼び出せる

なぜ今、Appleはここまで踏み込むのか

2024年にChatGPT統合をiOS 18.2で実現したとき、多くのアナリストは「これはAppleのSiri敗北宣言だ」と評した。

だが今回の動きは、その評価をひっくり返すかもしれない。

Appleが提供しようとしているのは、「最高のAI体験」ではない。「あらゆるAIが集まる最高のプラットフォーム」だ。

ユーザーはどこに住んでいるか。iPhoneの中に住んでいる。

どれだけ優秀なAIが登場しても、ユーザーはiPhoneを通じてそれを使う。そのゲートを握るAppleが「ExtensionsというAPIを通じて入場料を取る構造」は、App Storeの成功をAI時代に再現する試みだと読める。

iOS 27は2026年9月登場予定

最初の開発者向けベータはWWDC 2026(6月)で公開される見込み。一般向けリリースは9月の予定だ。

ExtensionsがどのAIをサポートするか、30%のApp Store課金が適用されるか——詳細はWWDCで明らかになる。

Appleが「AIを作る会社」から「AIを届ける会社」に転換する日が、近づいている。

--- *Source: MacRumors / Bloomberg Mark Gurman Power On*

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