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AMD Ryzen 9 9950X3D2、キャッシュ208MBの怪物CPU。両ダイにV-Cache搭載で「パーキング問題」に終止符

AMDがRyzen 9 9950X3D2 Dual Editionを発表。両CPUダイにV-Cacheを搭載し、合計208MBのキャッシュを実現。既存9950X3D比で最大10%のゲーム性能向上。

AutoMedia Desk
2026/03/28 19:03
2分
更新 2026/03/28 19:03
AMD Ryzen 9 9950X3D2、キャッシュ208MBの怪物CPU。両ダイにV-Cache搭載で「パーキング問題」に終止符

AMDが「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」を発表した。デスクトップCPUとして史上最大となる208MBのオンチップキャッシュを搭載する。

4年越しの構造的欠陥を修正

X3Dシリーズは2022年の登場以来、追加の64MB 3D V-Cacheをゲーム性能の切り札として使ってきた。しかし12コア・16コアモデルには構造上の問題があった。2つのCPUダイのうち片方にしかV-Cacheが載っていなかったのだ。

AMDのドライバソフトウェアがキャッシュ搭載側のコアにゲームを振り分ける設計だが、これが完全には機能しない。7950X3D、9950X3Dのユーザーフォーラムには「コアパーキングが効かない」という報告が山積みだった。

両ダイにV-Cacheを搭載

9950X3D2 Dual Editionはこの問題を力技で解決した。2つのCPUダイの両方に64MBの3D V-Cacheを搭載する。

内訳はこうだ。L2キャッシュ16MB、各ダイ内蔵のL3キャッシュ計64MB(32MB×2)、そして追加のV-Cache計128MB(64MB×2)。合計208MB。

AMDは既存の9950X3Dと比較してゲーム性能が最大10%向上すると説明している。

数字の意味

208MBという数字は、初代PlayStation(1994年)のRAM総量の60倍以上に相当する。CPUのキャッシュだけでこの容量に達した事実は、半導体の積層技術がどこまで来たかを端的に示している。

3D V-Cacheの本質は、メインメモリへのアクセス回数を減らすことだ。ゲームのように不規則なデータアクセスが頻発する処理では、キャッシュヒット率の向上がそのままフレームレートに直結する。

価格と発売日は未発表。TDPは200Wとされている。

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