SamsungがGalaxy S26でAirDropに正式対応——iPhoneとAndroidの「壁」が、ついに崩れた日

Samsungが、Galaxy S26シリーズに対してAppleのAirDropとの直接ファイル転送機能を正式に追加した。The Vergeが報じた。
「iPhoneとAndroidの間でファイルを渡せない」という常識が終わる
これまでiPhoneユーザーとAndroidユーザーがファイルをやり取りするには、LINE、メール、Googleドライブといったアプリをわざわざはさむほかなかった。しかし2026年3月30日、Samsungがその「めんどくさい壁」を正式に取り払う発表をした。
Galaxy S26、S26 Plus、S26 Ultraのオーナーは、設定を開いて「接続デバイス → Quick Share → Appleデバイスと共有」の順にタップするだけで、AirDropを使ったiPhoneとの直接転送が可能になる。
まずは韓国で提供開始。今週中にアメリカ向けにも展開予定だ。
なぜこれが可能になったのか
AppleはAirDropをiOS/macOS専用のクローズドな技術として長年守ってきた。にもかかわらず、なぜSamsungがAirDrop対応を実現できたのか——答えは「Appleの承認なしに、Androidが独自に互換性を実装した」からだ。
先陣を切ったのはGoogleだ。2025年11月、Googleは独自のAirDrop互換ソリューションをPixel 10シリーズに搭載した。SamsungはそのAndroid側の技術を活用する形で、Galaxy S26への対応を実現させた。
つまり今、Androidエコシステムは「Appleのお膳立てなしに」AppleデバイスとのシームレスなP2Pファイル共有を可能にした。これはAppleが長年守ってきた「囲い込み」への、静かな、しかし確実な一撃だ。
注意点:「全員に公開」設定が必要
AirDropでのiPhoneとの転送には条件がある。iPhone側もAndroid側も、共有設定を「全員」に設定しておく必要がある。iPhoneのデフォルトは「連絡先のみ」なので、設定変更を忘れずに。
また、この機能はデフォルトではオフだ。自動的に有効になるわけではないため、Galaxy S26オーナーは手動でオンにする必要がある。
「どこのスマホでも同じように使える」時代へ
今後、この機能はGalaxy S26以外のデバイスにも順次展開される予定とSamsungは述べている。北米、南米、欧州、東南アジア、日本——グローバルで「AndroidとiPhoneの垣根」が溶けていく。
10年以上にわたってiPhoneとAndroidの「壁」として機能してきたAirDropの閉鎖性。それが、2026年にAndroid側からの静かなアプローチで崩れ始めた。Appleが次の一手を打つのか、それとも黙って見ているのか——注目が集まる。
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関連情報
- Samsung Galaxy S26シリーズは2026年2月に発表
- Google Pixel 10がAirDrop対応の先駆けとなった(2025年11月)
- Pixel 9シリーズへの展開は2026年2月に実施済み
- Quick ShareはAndroid標準のファイル共有機能(旧称: Nearby Share)
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