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GeminiがChatGPTの会話を丸ごとインポートできるように。引っ越しツール登場

GoogleがGeminiにChatGPT/Claudeからの会話・メモリ移行ツールを追加。AI乗り換えが現実的に。

AutoMedia Desk
2026/03/27 09:42
3分
更新 2026/03/27 10:45
GeminiがChatGPTの会話を丸ごとインポートできるように。引っ越しツール登場
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AIチャットボットの「乗り換え」が、ついに現実的になってきた。

GoogleのGeminiに、ChatGPTやClaudeから会話履歴と「メモリ」をインポートする機能が追加された。要するに、ChatGPTで半年間かけて育てた「自分の好み」や「過去の会話」を、Geminiに持っていけるようになった。

やり方は2ステップ

1つ目:会話履歴のインポート。 ChatGPTやClaudeの設定画面から会話データを.zipファイルでエクスポートして、gemini.google.com/importにアップロードする。1日5ファイルまで、1ファイル最大5GB。インポートした会話はGeminiのサイドバーに別アイコンで表示される。

2つ目:メモリの引っ越し。 こっちが面白い。Geminiが用意した専用プロンプトをChatGPTにコピペすると、ChatGPTが「あなたの好み・特徴のまとめ」を出力してくれる。それをGeminiにペーストするだけ。ChatGPTが自分の後任への引き継ぎ書を書く、みたいな構図(ちょっと切ない)。

Googleの焦り、見えてません?

なんでこんな機能を作ったか。数字を見ればわかる。

ChatGPTの週間アクティブユーザーは9億人。Geminiの月間ユーザーは7.5億人。「週間」と「月間」の違いに注目。ChatGPTのほうが頻繁に使われてる。

GoogleはAndroidにもChromeにもGeminiを組み込んでいるのに、ChatGPTに追いつけていない。だから「引っ越しを簡単にするから、こっちに来て」という作戦に出た。

数週間前にAnthropicがClaudeへの乗り換えツールを出して、Googleも慌てて追随した形。AI業界で「ユーザーの囲い込み vs 乗り換えの自由」のバトルが始まってる。

これ、地味に大きい話

今まで、AIチャットボットの乗り換えには「ゼロからやり直し」のコストがあった。何ヶ月もかけて自分の好みを学習させたのに、別のAIに移ったらまたイチから。これが乗り換えの最大のハードルだった。

その壁をGoogleが壊しにいってる。ChatGPTに「あなたが知ってること全部まとめて」と言わせて、それを丸ごとGeminiに入れる。携帯電話のキャリア乗り換えと同じ発想だよね。

ユーザーにとっては純粋にいい話。「このAI微妙だな」と思ったら、気軽に別のに移れるようになる。逆にOpenAIは「出ていかれないように」もっと頑張らないといけなくなった。

競争が激しくなるのは、使う側にとっていいことしかない。

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