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オーストリアが14歳未満のSNS利用を全面禁止へ。欧州の未成年規制ドミノが止まらない

オーストリアが14歳未満のSNS全面禁止法案を6月末までに提出。オーストラリア、スペイン、インドネシアに続く規制ドミノ。年齢確認の実効性が共通課題。

AutoMedia Desk
2026/03/28 19:22
2分
更新 2026/03/28 19:22
オーストリアが14歳未満のSNS利用を全面禁止へ。欧州の未成年規制ドミノが止まらない

オーストリア政府が、14歳未満の子どものソーシャルメディア利用を禁止する法案を準備している。6月末までに正式な法案を議会に提出する方針だ。

副首相でオーストリア社会民主党党首のAndreas Bablerは、年齢制限に加えてメディアリテラシー教育の強化とプラットフォーム企業への規制明確化を進めると表明した。具体的な施行方法や罰則の詳細は未公表。

この動きは、未成年者のSNS利用制限という世界的な潮流の一環だ。

2025年にオーストラリアが16歳未満のSNS利用禁止を世界で初めて法制化したのを皮切りに、スペインとイギリスも同様の規制を検討中。アジアではインドネシアが16歳未満のTikTok、YouTube、Roblox利用を禁止する規制を施行したばかりだ。

注目すべきは年齢のしきい値だ。オーストラリア、スペイン、インドネシアがいずれも16歳未満を対象とする中、オーストリアは14歳未満と、やや低めに設定した。

規制の実効性は別問題として残る。オーストラリアでは禁止法施行後、RedditがプライバシーとVPN回避の観点から訴訟を提起した。年齢確認の技術的困難さは各国共通の課題であり、プラットフォーム側の対応コストも無視できない。

欧州委員会は2024年からデジタルサービス法(DSA)に基づく未成年保護を強化しており、各国の個別立法はこのEU規制の上に国内法を上乗せする形になる。

TikTok、Instagram、YouTube——いずれのプラットフォームも、13歳未満の利用を規約上禁止している。現実には年齢詐称が常態化しており、規約と法律の間には常にギャップがある。

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